さて、NTTドコモの新しい料金プラン(ギガホ・ギガライト)が2019年6月1日(土)から提供開始となりますね。
しかし、「旧料金プラン」と「新料金プラン」の違いを知っている人は、私の周りでは1人もいません。
それだけ複雑で分かりにくいと言うことです。
本当に最大4割も安くなるのか?疑問しか残りません。
そこで「すぐにでも新料金プランに変更するべきか」、「旧料金プランのままがいいのか」をまとめましたのでご覧ください。
旧料金プランを確認する
まずは、旧料金プランの構成をみてみましょう。
旧料金プランの月額料金は、以下の構成で成り立っています。
基本構成
・基本プラン
・パケットパック
・インターネット接続サービス(ISP)
・スマホ端末料金(分割購入のみ)
メモ
上の基本構成から「各種割引や特典」が差し引いた合計金額が、スマホの月額料金となります。
ギガホとギガライトの基本構成
次に、新料金プランの構成をみてみましょう。
新料金プランの月額料金は、以下の構成で成り立っています。
基本構成
・音声オプション
・パケットパック
・インターネット接続サービス(ISP)
・スマホ端末料金(分割購入のみ)
メモ
上の基本構成から「各種割引や特典」が差し引いた合計金額が、スマホの月額料金となります。
パケットプランは、ドコモのスマホを2台以上(家族も含む)所有している方は「みんなドコモ割引」というのが、台数によって500円と1,000円が割引されます。
旧料金プランと新料金プランの比較
まずは基本構成から。
旧料金プランと新料金プランの基本構成は全く同じで、少し名称が変わっただけです。
旧プラン基本構成 | 新プラン基本構成 |
基本プラン | 音声オプション |
パケットパック | パケットプラン |
ISP | ISP |
端末料金 | 端末料金 |
割引き | 割引き |
違いは新プランの「音声オプション」と「パケットプラン」の中身です。
新旧プラン「通話料金の違い」
新旧の通話料金プランの違いを見ていきましょう。
旧料金プラン | 新料金プラン |
▶国内通話24時間無料 | |
2,700円/月 (カケホーダイプラン) | 1,700円/月 (かけ放題) |
▶国内通話5分以内無料 | |
1,700円/月 (カケホーダイライトプラン) | 700円/月 (5分間通話無料) |
▶家族内通話無料 | |
980円/月 (シンプルプラン) | 0円 |
ポイント
新料金プランになって「通話料がそれぞれ1,000円値下がった」というのがポイントです。
新旧プラン「データ通信料金の違い」
新旧のデータ通信料金の違いを見ていきましょう。非常に複雑になってきます。
ポイント
1台で利用の場合はほぼ変わっていません。ひと月に30GB近くまで使う人は、ギガホを選んだ方が1,000円ほどお得です。
3台以上の回線をお持ちの方は、新料金プランになると家族間でパケットの分け合いができなくなります。
スマホ1台ずつのパケットプランを選択しなければいけません。
ポイント
スマホ1台1台の細かい設定が必要となります。また、新料金プランに変更すると各種割引サポートが停止します。
新料金プランで大損になった!
新料金プランは安くなるとCMでも言っていますが、あれは嘘です。
実際、管理人が計算したところ大損になることが分かりました。
私の家族は、親回線1台に子回線2台の計3台のスマホを持っています。
この3台で5Gのパケットを分け合っています。
親回線
・5分以内の通話が多い
・パケットは1~2GBの間
・端末料金は一括で支払い済み
・月々サポート割引あり
子回線1
・5分以上の通話が多い
・パケットは1~3GBの間
・端末料金は一括で支払い済み
・月々サポート割引あり
子回線2
・通話はほとんどしない
・パケットは1~2GBの間
・端末料金は12回払い
・ドコモwith割引
旧プランと新プランでのスマホ3台の月額料金比較
親回線 | 子回線1 | 子回線2 |
▶基本プラン | ||
1,700円 | 2,700円 | 980円 |
▶パケットパック | ||
6,500円 | 500円 | 500円 |
▶ISP | ||
300円 | 300円 | 300円 |
▶端末料金 | ||
ー | ー | 3,564円 |
▶割引き | ||
-2,494円 | -1,374円 | -1,500円 |
▶合計金額 | ||
6,006円 | 2,126円 | 3,844円 |
3台の合計月額料金は11,976円(税抜き) |
親回線 | 子回線1 | 子回線2 |
▶基本プラン | ||
700円 | 1,700円 | 0円 |
▶パケットパック | ||
2,980円 | 2,980円 | 2,980円 |
▶ISP | ||
300円 | 300円 | 300円 |
▶端末料金 | ||
ー | ー | 3,564円 |
▶割引き | ||
ー | ー | ー |
▶合計金額 | ||
3,980円 | 4,980円 | 6,844円 |
3台の合計月額料金は15,804円(税抜き) |
筆者が保有しているスマホ3台の月額合計金額は、
旧料金プラン:11,976円
新料金プラン:15,804円
その差3,828円となり、新プランに変更してしまったら、とんでもなく大損するところでした。
大損の理由は、新料金プランにすると「月々サポート割引」や「ドコモwith割引」が停止されるからです。
現在保有しているスマホが、毎月何らかの割引を受けているのなら新料金プランにしないのがベストです。
割引きがない場合は、新料金プランの方が若干安くなりました。
ギガホとギガライトのまとめ
「急いでギガホとギガライトへの料金プラン変更をするべきではない」
これが結論です。
まとめ
- 何らかの割引を受けている人は、ギガホとギガライトの料金プランへ変更しないほうがいい(割引が切れるまで待ち)
- 割引きを受けていない人は、新料金プランにしたほうがいい
- スマホ複数台持ちは、1度個々のパケット使用量を確認しておいたほうがいい
- 新料金プランで最大4割も下がることがあるのか疑問
当分は様子見の方が得策でしょうね。