水筒にスポーツドリンクを入れると危険！アクエリアスやポカリスエットを水筒に入れると食中毒になる

水筒にスポーツドリンクを入れるとなぜ危険なのでしょうか？

水筒からの金属（銅）の溶け出しに伴う食中毒症状が起こるからです。

水筒にスポーツドリンクを入れることで起こった、過去の食中毒事例をご覧ください。

事例1

銅製の水筒に入れたポカリスエットを飲んだ児童が、頭痛、めまい、吐き気などの食中毒症状を起こし病院へ搬送。

事例2

アルミニウム製のやかんで作ったカルピスを飲んだ保育園児が吐き気、嘔吐の食中毒症状を発症して病院へ搬送。

ポカリスエットやアクエリアスを水筒に入れるとなぜ食中毒になる？

食中毒の症状が起こる原因としては「水筒やヤカンの金属がスポーツドリンクに溶け出したため」と言われています。この金属を体内に取り込むことで食中毒の症状を引き起こします。

なぜ金属が溶け出すようなことが起きるのか調べてみました。

ポイントは、飲み物の種類

スポーツドリンクは、微量の塩分を含む酸性の飲み物になります。酸性の飲み物は、水筒やヤカン内部の金属と反応してスポーツドリンクに金属が溶け出すことがあります。

ほとんどの水筒の場合は内部にコーティングが施されているので、金属が溶け出すことはありません（コーティングをしていない銅製の水筒やヤカンは注意）。

ところが、長年使用して水筒やヤカンの内部が黒く変色していたり、破損している部分が確認できれば特に気を付ける必要があります。破損部分があると、内部に蓄積された銅が反応を起こして一気に銅が溶け出てしまい食中毒に繋がります。

金属が溶け出すことの内容に上記の項目はしっかりと守りましょう。

少しの銅なら摂取しても問題ないですが一度に大量摂取してしまうと、中毒症状をおこすことになります。

酸性の飲み物は他にも、炭酸飲料・乳酸菌飲料・果汁飲料が挙げられます。

これから暑くなって、水分補給も大事になってきますが、スポーツドリンク等の取り扱いには充分に注意しましょう。

スポーツドリンクを水筒に入れるのが怖くなってきたと思いませんか？自動販売機でアルミ缶に入っているスポーツドリンクを購入するのも怖くなってきました。

でも暑いときはキンキンに冷えたスポドリを水筒に入れて飲むのが一番なんですよね。

そんな怖がりの私みたいな人のために、サーモスの水筒はスポーツドリンク対応の商品も多く販売していて、片手で飲めるサイズや２L容量まで様々な製品を出しています。

価格は4000円弱しますが、ワンタッチオープンや真空断熱構造による長時間の保温保冷キープが可能など、機能性は文句なしです！

普通の水筒と違うのは、内部加工にフッ素コーティングされているということで、加工が二重構構造になっており、酸性の飲み物にも強いとされています。

サーモスから、スポーツドリンクを入れる際の注意書きをまとめてみました。

滅多に起こることのない金属食中毒ですが、しっかり洗浄を行うことがポイントということが分かりました。

しっかりコーティングされた水筒でも手入れを怠ると、食中毒に繋がることになりますので、普段のお手入れも大事に行いましょう。

スポーツドリンクに対応している水筒メーカーをまとめてみました。

①像印マホービン

像印も有名なメーカーさんですね。

内面のフッ素コートにより、さびに強く、臭いや汚れも付着しにくくなっています。

②ドウジシャ

真空二重構造になっているため、保冷効果が長続きします。

また、衝撃にも強いため耐久性にも優れ、誰にでも使える水筒になっています。

③タイガー魔法瓶

女性に人気のタイガー商品。

スピング加工が施されており、素材が薄く軽量化されている水筒もあり、見た目もシンプルなものが多いです。

大容量のもの重視か、オールシーズン使用できるもの重視か、自分に合った水筒選びをしてみてください。

また、これらを踏まえて、スポーツドリンクを水筒やヤカンでの使用は、充分に注意してくださいね。

暑い季節に欠かせないのが水分補給。スポーツドリンクを飲んで食中毒になっていては馬鹿らしいですね。