「キレイモを解約したいけど、どうやって手続きすればいいの?」「中途解約でも返金されるの?」「違約金はかかる?」――。
脱毛サロンの契約は金額も大きく、いざ解約しようとすると不安や疑問がつきものです。
特にキレイモは、電話や解約フォームからの手続きが中心ですが、契約内容や残り回数によって 返金額や違約金が大きく変わるのがポイント。
さらに特定商取引法に基づく「中途解約権」や「クーリングオフ」など、法律に関連する知識も押さえておく必要があります。
この記事では、キレイモの解約方法(電話・フォーム)から中途解約の条件、返金・違約金の実態、解約できない時の対処法まで徹底解説します。
これから解約を検討している方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
キレイモの解約方法まとめ
電話での解約手順
キレイモの解約で最も一般的なのは、コールセンターへ電話して解約手続きを行う方法です。
公式に案内されている専用番号に連絡し、契約者本人であることを確認したうえで「解約希望」と伝えます。
その際、契約番号や氏名、生年月日などの本人確認情報を求められるため、あらかじめ手元に準備しておくとスムーズです。
電話だけで完了するケースもありますが、契約プランによっては追加の手続きや確認事項がある場合があります。
なお、混雑時間帯には電話が繋がりにくいことも多いため、平日の午前中や午後の早い時間帯を狙うと比較的スムーズです。
解約申請フォームの使い方
キレイモでは公式サイトに用意されている解約申請フォームからも手続きを進められます。
こちらは電話よりも落ち着いて情報を入力でき、時間を気にせず送信できる点がメリットです。
フォームでは、契約情報や本人確認情報を入力し、解約希望の理由を選択・記入する流れになっています。送信後、確認メールやスタッフからの連絡を通じて解約が正式に受理されます。
ただし、送信しただけでは手続きが完了しない場合もあるため、後日案内される手順に必ず従うことが大切です。
特に「返金があるケース」では追加で必要書類の提出が求められることもあります。
店舗での解約はできる?
かつては契約した店舗に足を運んで解約を依頼するケースもありましたが、近年は店舗での解約受付を行っていないことが多くなっています。
基本的には電話か解約申請フォームの2択での対応となるのが現状です。
ただし、契約当初のプラン内容やサロン側の案内によっては、例外的に店舗で説明や補足を受けることもあります。
そのため「どうしても直接確認したい」「返金に関する不安がある」という人は、まず電話やフォームで解約希望を伝え、そのうえで店舗案内があるかどうかを確認するのが確実です。
中途解約とクーリングオフの違い
クーリングオフが使える条件
キレイモのようなエステ契約は、契約日から8日以内であればクーリングオフが可能です。
この場合、理由を問わず無条件で契約を解除でき、すでに支払った金額も全額返金されます。
クーリングオフを行う際には、書面(ハガキなど)で「契約を解除する意思」を明示し、必ず控えを残して送付することが重要です。
また、クレジットカード払いの場合はカード会社を通じて決済の取り消しが行われます。
短期間で契約を見直したいと考えた場合は、この制度を活用するのが最も有効です。
中途解約の具体的な流れ
契約から8日以上が経過してしまった場合は、中途解約制度を利用することになります。
これは特定商取引法に基づき、契約途中でも解約できる権利が保証されている仕組みです。
中途解約を行うと、未消化分の施術料金が返金される場合がありますが、**所定の手数料や違約金(最大2万円程度)**が差し引かれるのが一般的です。
手続きは電話や解約フォームから開始し、その後「解約申請書類」を郵送またはオンラインで提出する流れになります。
契約内容によって異なる注意点
注意しなければならないのは、契約しているプランや支払い方法によって、返金額や手数料の扱いが変わる点です。
たとえば、回数制プランの場合は残り回数分が返金対象になりますが、月額制プランでは翌月分の請求がすでに確定している場合があり、返金が発生しないケースもあります。
また、クレジット契約やローン払いを利用している場合には、解約後もカード会社や信販会社とのやり取りが必要になるため、解約=支払い終了ではないことに注意が必要です。
キレイモ解約でかかる費用と返金
解約手数料や違約金の有無
キレイモを中途解約する場合、特定商取引法で定められた範囲内での解約手数料が発生するケースがあります。
一般的には「未消化分の施術料金の10%」または「2万円のいずれか少ない金額」が上限とされており、それ以上の違約金は請求されません。
つまり、法的に守られているため過度な違約金を請求されることはないのがポイントです。
ただし、キャンペーンで割引を受けていた場合は、その差額が調整されることもあるため、契約書をよく確認する必要があります。
残り回数分の返金システム
回数制プランを契約している場合、未消化の回数分は返金対象となります。
たとえば12回コースのうち6回消化済みなら、残り6回分の料金から解約手数料を差し引いた額が返金されます。
一方、月額制プランではすでに支払い済みの月の返金はなく、翌月以降の請求を止める形が一般的です。
したがって、回数制と月額制では返金条件が大きく異なり、「自分の契約プランがどちらなのか」を把握することが非常に重要です。
返金額のシミュレーション例
具体的なイメージを持つためにシミュレーションを見てみましょう。
例:総額24万円の12回コースを契約 → 6回施術済み(半分利用) → 残り12万円が未消化分。ここから解約手数料(上限2万円)を引くと返金額は約10万円となります。
このように返金額は「残り回数分 - 手数料」で計算されるため、施術をどこまで消化しているかで返金額は大きく変わるのです。
解約を検討する場合は、契約残り回数と支払い状況を必ずチェックしましょう。
解約前に確認すべきポイント
解約の締め日と返金対象期間
解約はいつでも申請できますが、締め日によって返金対象となる期間や金額が変わることがあります。
特に月額制の場合、当月分の料金はすでに発生していることが多く、翌月からの解約となるケースが一般的です。
そのため、「月初に解約するか」「月末に解約するか」で実質的に返金対象が変わることがあるため、締め日をしっかり確認しておく必要があります。
契約プランごとの解約条件
キレイモには「回数制プラン」「無制限プラン」「月額制プラン」など複数の契約タイプがあります。
それぞれで解約条件や返金ルールが異なるため、自分がどのプランで契約しているのかを確認するのが第一歩です。
回数制は返金対象になる一方、無制限プランは返金額が少なく設定されていることが多いです。
プランによって解約後に得られるメリット・デメリットが違うため、契約書や利用規約を読み返すことがトラブル防止に直結します。
クレジット払い・ローン契約時の注意
クレジットカード払いの場合、解約後も一括支払い済みであれば返金が発生しますが、分割払いやローン契約をしている場合は注意が必要です。
契約を解約しても、カード会社や信販会社との支払い契約はそのまま残るケースがあります。
その場合は「エステ契約を解約 → 信販会社に残債請求が継続 → キレイモから返金される」という流れになるため、手続きが複雑に感じる人も多いです。
契約前にどの支払い方法を選んでいたかを必ず確認し、必要に応じてカード会社・信販会社にも問い合わせをしておくと安心です。
キレイモが解約できないときの対処法
電話が繋がらない場合の対応
解約の代表的な方法である「電話」ですが、利用者数が多いことから時間帯によっては繋がりにくいケースがよくあります。
特に平日の夕方や土日は問い合わせが集中しやすいため、電話をしても待たされる、あるいは自動音声で切れてしまうこともあります。
こうした場合は、平日の午前中や開店直後の時間帯を狙うと比較的繋がりやすいです。
また、契約書に記載されている支店直通番号がある場合は、そちらにかける方法も試す価値があります。
フォームエラー時の解決策
公式サイトの解約申請フォームを利用する際に、「送信が完了しない」「エラーメッセージが出る」といったトラブルが発生することがあります。
多くの場合、入力内容の不備や通信環境の不安定さが原因ですが、それでも改善しない場合はキャッシュやクッキーの削除、ブラウザ変更なども有効です。
どうしても解決できない場合は、フォームのスクリーンショットを残してからサポート窓口へ連絡すると、解約希望の意思を証明できるため安心です。
消費生活センターへ相談するケース
「電話もフォームも繋がらない」「何度も連絡しているのに解約を受け付けてもらえない」といった状況が続く場合、消費生活センターへ相談するのが効果的です。
特に高額契約に関わる美容・エステサービスは法律で利用者が保護されており、特定商取引法に基づいて正当な解約を主張できます。
センターに相談することで、業者とのやり取りをサポートしてもらえ、場合によっては指導や仲介が入ることもあります。
行動に移す前に「解約希望の記録」をしっかり残しておくことが大切です。
解約理由ごとのケース別対処法
予約が取れない場合
「予約がまったく取れない」という理由で解約を検討する人は多いです。
この場合は、予約が取れなかった履歴をスクリーンショットなどで保存しておくと、中途解約の際に有利に働きます。
返金交渉をする際、サービス提供に不備があった証拠として主張できるからです。
他サロンに乗り換えたい場合
他社サロンへの乗り換えを理由に解約する場合、乗り換え割や特典があるサロンを選ぶことで、返金額と乗り換え特典を組み合わせてお得に利用できます。
キレイモの残り回数分の返金を受け取りつつ、新しいサロンのキャンペーンを活用すれば、解約による金銭的損失を最小化できます。
引っ越し・通えなくなった場合
引っ越しや転勤などで物理的に通えなくなった場合も、正当な解約理由として認められます。
このケースでは、住民票や転居先住所の提示を求められることもあります。
返金額については通常の中途解約と同じ計算方式が適用されますが、通えない理由が客観的に証明できるため、手続きがスムーズに進みやすいです。
キレイモ解約に関するQ&A
解約はいつでもできるの?
基本的にキレイモはいつでも解約可能です。
ただし、月額制プランの場合は「解約の締め日」を過ぎると翌月分の請求が発生するため、実際の解約適用は翌月からとなるケースが多いです。
回数制プランについては、残り回数分の返金計算が行われるので、タイミングによって返金額が変わる可能性があります。
したがって「今月解約するとどうなるか」を必ず確認してから手続きを進めることが大切です。
途中解約しても返金される?
はい、回数制プランであれば未消化分は返金対象になります。
ただし、返金時には特定商取引法に基づく解約手数料(最大2万円または未消化額の10%)が差し引かれる点に注意が必要です。
無制限プランや月額制プランの場合は返金がほとんど発生しないか、翌月以降の支払いが止まるだけになることもあります。
契約内容によって大きく異なるため、契約書を確認して「返金シミュレーション」をしておくと安心です。
解約後に再契約は可能?
キレイモを解約したあとでも、再契約は可能です。
ただし、解約前に利用していたプランがすでに廃止されている場合、新しいプランでの契約になる点に注意してください。
また、再契約時には入会金や事務手数料が再度かかることもあります。
「解約後にもう一度通いたい可能性がある」と感じている人は、スタッフに再契約の条件を事前に確認しておくとよいでしょう。
違約金は本当にかかる?
キレイモでは違約金という表現よりも「中途解約手数料」が正しい呼び方です。
特定商取引法で上限が定められており、未消化金額の10%または2万円のどちらか低い方しか請求されません。
これ以上の高額な違約金を請求されることはなく、法的に利用者は守られています。
万が一、不当な金額を提示された場合は、消費生活センターに相談することで解決が可能です。
まとめ:キレイモ解約で損をしないために
解約方法と手順のまとめ
キレイモの解約は、基本的に電話または公式サイトの解約申請フォームから行います。
契約プランや支払い方法によって手続きが異なるため、事前に契約書を確認して必要情報(会員番号・支払い状況など)を準備しておくとスムーズです。
返金・違約金の確認リスト
解約時に損をしないためには、以下を必ずチェックしましょう。
- 契約プラン(回数制/月額制/無制限)
- 未消化分の回数や残額
- 中途解約手数料の上限(2万円または未消化額の10%)
- 支払い方法(クレジット・ローン・一括払い)
このリストをもとに返金額をシミュレーションしておくと、不安やトラブルを減らせます。
安心して解約するためのポイント
解約時は「電話が繋がらない」「フォームがエラーになる」といったトラブルが起こることもあります。
その場合は時間帯を工夫する、記録を残す、消費生活センターに相談するなどの手段を取りましょう。
また、解約理由を明確にしておくと、返金や手続きがスムーズになる場合があります。解約は大きな出費を伴う契約を見直す大事なステップです。
焦らず正しい知識を持って対応することで、無駄な費用を避けつつ安心して解約を進められます。