冷え性やデトックス効果があるとして人気がある「よもぎ蒸し」。
生理痛や更年期障害などの悩みにも効くとして注目を浴びていますが、危険性があるのか気になる方も多いようです。
そこでよもぎ蒸しに危険性はあるのか徹底的に調査しましたので、結果をご覧ください。
よもぎ蒸しとは?薬草を使うの?
よもぎ蒸しで使われる「よもぎ」はキク科の多年草で、道端でもよく見かけます。
古来から切り傷なのどの止血に使われ、医療用として用いられた薬草です。
その「よもぎ」を煎じででる蒸気を直接下半身の粘膜に当て、腸や子宮を含め、身体全体を温めていくものになります。
韓国では「産後の子宮回復ケア」として使われており、産後の肥立ちにもいいとされていています。
よもぎ蒸しに危険性はある?
よもぎ蒸しを行う場合に危険性はあるのか気になりますよね。
結論から申し上げると、使い方を間違えれば危険性はあります。
それが以下の2つです。
- 蒸気によるやけどの可能性
- アレルギー反応を起こす可能性
それぞれ詳しく説明していきます。
蒸気によるやけどの可能性
よもぎ蒸しは、真ん中に穴の空いた専用の椅子の下に電気鍋を置き、鍋の中で薬草の「乾燥よもぎ」と「水」を入れ煎じます。
しばらくすると蒸気が出てくるので、服を脱いで専用のマントをかぶり椅子に座ります。
この時に蒸気に当たり続けるとやけどをしてしまう危険性があります。
直接陰部やおしりに蒸気が当たるわけですから、低温やけどの可能性もあります。
お店で行う場合、温度調節もしっかりしているはずなのでそこまで危険性は高くありませんが、
熱さの感じ方は人それぞれなので、もし熱いと思ったら我慢せずお店の方に申告してください。
自宅で行う場合も、我慢せず適度に調節して、やけどをしないように気をつけてください。
また、足や手で鍋をさわると危ないですので、触らないように気をつけましょう。
アレルギー反応を起こす可能性
よもぎアレルギーや、キク科のアレルギーがある方は利用するとアレルギー症状が出てしまいますので危険です。
花粉症やアレルギー体質だったり、植物のアレルギーがある方は事前に確認しておいたほうが安心です。
よもぎ蒸しを避けたほうがいい人
よもぎ蒸しを避けたほうがいい人は
- アレルギーがある
- 妊娠中である
- 生理中である
以上の3つです。下記で詳しく説明します。
アレルギーがある
危険性でも書きましたが、よもぎアレルギーや植物のアレルギーがある方はよもぎ蒸しの利用は避けたほうがいいでしょう。
アレルギーを持っていないと思っていても、花粉症がある方は多いですよね。
花粉症がある方はなんらかのアレルギーを持っている可能性があるので、一度病院で検査してみることをおすすめします。
おもいもよらないアレルギーがあったりします。
アレルギーがあるとは知らずに利用して症状が出てしまうのは怖いので、不安な方は気をつけましょう。
妊娠中
妊娠中のよもぎ蒸しの利用には肯定的な意見と否定的な意見の両方が見受けられます。
妊娠中の身体の冷えにいいからおすすめという意見もあるのですが、逆に温めすぎると胎児に影響があったり流産や早産の危険があるという意見もあるのが事実です。
妊娠中は身体もデリケートになっていますし、少しでも危険性があるなら避けたほうがいいと思います。
生理中
生理中のよもぎ蒸しの利用は衛生的に良くないのでおすすめしません。
生理中の施術をしていないお店も多いです。
さらによもぎ蒸しには血行促進の作用があるので、だだでさえ出血量の多い生理中に利用することで出血量を増加させてしまい、貧血になる可能性もあります。
生理中は冷えから体調不良になったりするので温めたくなりますが、生理前の利用に留めておきましょう。
よもぎ蒸しの効果は?
よもぎ蒸しには以下の効果があるとされています。
よもぎ蒸しの効果
- 血流改善
- 代謝アップ
- 美肌効果
- 自律神経を整える
- ストレス解消
- 体臭の改善
- 婦人科疾患の改善
- 妊活や産後の回復
よもぎ蒸しはスチーム温浴なので、身体をしっかり温めることができ血流改善効果があるとされます。
血流が改善すると身体が温まるので、臓器の働きがよくなり、基礎代謝がアップします。
基礎代謝がアップするとダイエットがしやすくなりますよね。
ですからダイエットをお考えの方にもおすすめです。
さらに、たっぷり汗もかくのでデトックス効果があり老廃物が排出されて美肌効果がみられます。
よもぎに含まれる成分にはリラックス効果があるとされているので、よもぎ蒸しを利用することで自律神経が整います。
婦人科疾患の改善にも効果があるとされ、骨盤付近の血流が改善すると子宮や卵巣の働きがよくなり、
生理不順や生理痛の改善、更年期障害の緩和にも効果があるとされているようです。
よもぎ蒸しの副作用は?
よもぎ蒸しを利用した当日や翌日に、だるさや頭痛、熱っぽい、かゆいなどの症状が出る方がいるようです。
しかしそれらは副作用ではなく好転反応と呼ばれるもので、体内の毒素が排出される過程で起こるものだそうです。
ですが、あまりにもそのような症状が続いていたり、重くなっていく場合は副作用の可能性もありますので、気をつけてください。
自宅でよもぎ蒸しを行う時の注意点
よもぎ蒸しセットなども購入できるので、自宅で行うかたもいらっしゃいますよね。
自宅で行う場合に注意したほうがいい点をまとめました。
自分の体調管理
自宅で行うときは、体調に関して自己判断になります。
少しでも体調が優れない時に行ってしまうと悪化してしまう危険もあります。
無理せず自分の身体と相談して行いましょう。
水分補給をする
大量の汗をかきますので、水分補給をしっかりするようにしましょう。
周囲に燃えやすいものを置かない
万が一のことを考えて、まわりには燃えやすいものなどを置かずにしましょう。
換気をできるようにしよう
よもぎ蒸しを行う場合、臭いや蒸気がでますので換気ができるようにしましょう。
窓や換気扇のある部屋で行うようにしてください。
まとめ
よもぎ蒸しの危険性や、効果や副作用について紹介しました。
利用する時は、やけどやアレルギーに注意して利用するようにしてください。
正しく利用すれば身体にいいことがたくさんあるので、ぜひよもぎ蒸しを利用してみてくださいね!