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基礎知識

お小遣い(ポイント)サイトで確定申告をする人、しない人について

 

お小遣い(ポイント)サイトで貯めたポイントの確定申告について、以下のことについてお悩みではないでしょうか?

  • 確定申告が必要なのか、必要でないのか
  • 年間どのくらいポイントを獲得したら確定申告が必要なのか
  • 収入計上はポイントを獲得した時か、ポイントを交換した時か

税理士によっても見解が違い、税務署によっても見解が違い、様々な情報と見解が入り混じり、何が真実か正解か分からないと思いませんか?

 

結局のところお小遣い(ポイント)サイトの確定申告について

「誰も正解を知らない」

これが事実だと思います。

 

ならば国税庁を信じるしかないでしょう。

国税庁のホームページに記載されている文言をなぞらえながら、それぞれのパターンについて説明しますね。




 

確定申告対象はどのような条件?

お小遣いサイトを利用してポイントをゲットしたが

確定申告が必要なのか、しなくていいのか

分かりにくいですよね。

 

調べるのも面倒くさいですし・・・。

そんなあなたに代わって、国税庁ホームページを参照しながら、それぞれ説明していきますね。

 

確定申告が必要な人

ポイントサイトを利用して確定申告が必要な人は、以下に該当する人です。

確定申告が必要な人

  • 会社員など給与所得のある方は20万円を超える所得
  • 無職で他に収入のない方は38万円を超える所得
  • 住宅ローン控除、医療費控除、寄付金控除(ふるさと納税の還付)で確定申告をされる人は、ポイントサイトの所得が20万円以下であろうと1円以上の所得があれば申告の必要があります。

 

確定申告をしなくてよい人

ポイントサイトを利用していても確定申告をしなくてよい人は、以下に該当する人です。

確定申告をしなくてよい人

  • 会社員など給与所得のある方は20万円以下の所得
  • 無職で他に収入のない方は38万円以下の所得
  • 住宅ローン控除、医療費控除で確定申告をしない人。ふるさと納税でワンストップ特例制度を利用される人。

 

所得について

所得とは、

①収入(獲得したポイント)から

②必要経費を引いた額になります。

計算式:【所得=①-②】

 

課税対象となる期間が、前年1年間(1月~12月)の所得となります。

【例:2019年度分の納税について】
2019年1月~12月の期間で獲得したポイントの合計を計算し、2020年の2月16日~3月16日までに確定申告書に必要事項を記入して税務署へ提出すればOKです。

 

確定申告の手続き方法

確定申告の必要がある人は面倒くさいですが、いろいろな手続きをしなければいけません。

初めて確定申告をされる方の参考になるように、できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

 

確定申告の提出時期はいつからいつまで?

確定申告は毎年2月16日頃から3月15日頃までに、必要事項を確定申告書へ記入して最寄りの税務署に提出しなければいけません。

2020年は2月17日(月)から3月16日(月)まで。

基本的に税務署の受付時間は平日9時~17時が多いので、副業をされているサラリーマンの方なんかは、仕事を休む必要があります。

 

確定申告書を手に入れるには

確定申告書を手に入れるには、

  1. 最寄りの税務署で必要書類を受け取る
  2. 国税庁の確定申告書作成コーナーから印刷

上の2種類の方法があります。




確定申告書への記入方法

確定申告書への記入方法について説明します。

対象は、初めてポイントサイトでの確定申告を行う「副業をされている会社員・アルバイト」に絞って説明していきます。

必要な書類

  1. 確定申告書B第一表
  2. 確定申告書B第二表
  3. 給与所得の源泉徴収票(原本)
  4. 所得の内訳書

上記4種類の書類が必要になります。

 

確定申告書を手に入れるには、

  1. 最寄りの税務署で必要書類を受け取る
  2. 国税庁の確定申告書作成コーナーから印刷

上記どちらか1つから入手して下さい。

 

確定申告書B第一表・第二表の書き方

確定申告書B第一表の書き方から説明致します。

収入金額等への記入ですが、会社員なら「給与(カ)」へ源泉徴収票に記載されている「支払金額」を記入します。

そして「雑(ク)」へポイントサイトで得た収入の合計を全て記載します。

以上の2項目だけになります。

 

次に所得金額欄への記載となりますが「給与(6)」へは、源泉徴収票に記載されている所得の金額を記入します。

「雑(7)」へは、必要経費を差し引いたポイント収入の合計金額を記入します。

(9)は(6)と(7)を合計した金額を記入しますが、パソコンを利用して作成している方は自動的に計算されます。

残りの税金の計算なんぞは自動で計算されますので、記載するのはこのくらいでしょうか。

確定申告書B第二表もだいたい自動で計算されますのでここでは割愛させてもらいます。

 

ポイント収入は雑所得か一時所得

ポイントサイトで課税される所得の種類としては

  • 雑所得
  • 一時所得

以上の2つに分かれます。

確定申告書の(雑)という欄または(一時)という欄へ、稼いだ金額を記載して下さい。

雑所得

友達紹介ポイント、ゲーム、アンケートで得たポイント

一時所得

購買によって得たポイント

ポイントサイトを利用している方の大多数が、一時所得に当てはまると思われます。

 

その理由は、大多数の方が購買によるポイント獲得収入となり、一時所得となるからです。

ポイントサイトにおける一時所得とは?

ほとんどのポイントプログラムは、物品等の購買を起因として、売買等の目的物とは別の経済的利益を与えるという、法人から消費者への贈与契約であることから、一時所得となる。

一時所得については、一時所得の特別控除額によって、ほとんどの納税者は申告する必要は生じないであろう

引用元:国税庁ホームページより

上に書かれている「一時所得の特別控除額」は50万円。

つまり、年間50万円のポイント収入を越えなければ、確定申告はしなくてよいと言ってますね。

 

一時所得の計算式も掲載しておきます。

一時所得計算方法

①総収入金額(ポイント)
②収入を得るために支出した金額
③特別控除額(最高50万円)

【①】-【②】-【③】=【一時所得の金額】

国税庁ホームページ「一時所得」より

物品等の購買(楽天市場やヤフーショッピングの利用)だけをしている方は、年間50万円以上ポイントを獲得していなければ「確定申告のことなんて、なーんにも考えなくていい」のです。

計算式どおりにすると、常にマイナスになるような気がするが・・・。

 

所得の内訳書

所得の内訳書について説明させてもらいます。

内訳書には種目、支払い者の氏名や名称、住所を記載します。

 

種目には株の配当なら「配当金」、講演等の収入なら「講演料」と記載し、お小遣い(ポイント)サイトなら「ポイント料」でいいでしょう。

そしてお金を頂いた会社の名称と住所を記載します。

「げん玉なら株式会社リアルワールド」、「モッピーなら株式会社セレス」という風に記載します。

 

後はインターネットで、会社の住所を調べて記載するだけです。

会社の所在地が記載されていないサイトは、悪質サイトとここで断定できるわけです。

 

必要経費

お小遣い(ポイント)サイトで経費にできる項目について紹介したいと思います。

旅費交通費セミナーや取材で出向いた場合の交通費(電車賃・タクシー代・ガソリン代・駐車場代)や宿泊費
通信費スマホの月額料金、サーバー代
接待交際費セミナー後の飲み会代
図書費本の購入代金
研修費セミナーや勉強会の参加費用

私が経費として計上しているのはこれくらいです。

初めて税金を申告される方は、必要経費なんてさっぱり分からなくて調べたり、税務署に問い合わせたりするだけで膨大な時間がかかると思います。

少しでも時間短縮のお助けになれば幸いです。

 

ポイントサイトの収入計上はどのタイミング?

ポイントサイトで獲得した収入(ポイント)計上は、ネット上では2種類の見解に分かれます。

計上のタイミング

  1. ポイントを交換した時
  2. ポイントが確定した時

明確なガイドラインがないので、結論は「どちらでもよい」です。

 

ポイントをマイルへ逃がせば税金を支払わなくてもいいという税理士もいるので、まだまだグレーゾーンが多いのがポイントサイトです。

確かによほど稼いでいない限りは、ポイントをマイルへ逃がす、ギフト券へ逃がして現金化しなければバレないかもしれませんが・・・、やめておいたほうがいいでしょう。

 

ポイントを交換した時

ポイントを交換した時に収入計上するというのは、現金やマイルなどに交換して通帳に記載された時のことを指します。

多くの方が「ポイントを交換した時」に収入計上をして確定申告を行っているのではないでしょうか。

メリットは、収入計上が非常に楽ということでしょう。

 

ポイントが確定した時

現在私は、顧問税理士と契約しているので確定申告に関する書類は全て丸投げです。

私の顧問税理士はポイントが確定した時に計上してください』と指示があり、その通りにしています。

つまり獲得したポイントが自分の銀行口座へ入金した時点を収入とするのではなく、ポイントサイトの通帳へポイントが反映(確定)した時が収入となります。

でも、この方法は細かすぎて面倒くさいんですよね。

 

このポイントサイトに関する収入計上は、完全に自己判断によるものが大きいです。

私はビビりなので突然自宅に税務調査が入っても何ら動じないために、税理士さんの言う通り、一番安全な方法であるポイントが確定した時に「計上する」を貫いています。




『毎日ポイントが確定するが、それを毎日帳簿に記録する必要があるのか?』という疑問を税理士に聞いたところそれは『1ヶ月単位でまとめていい』とのことです。

 

2014年から全ての白色申告者に、記帳と帳簿類の保存義務が課されるようになりました。

それ以前は簡単な記帳で良かったので、白色申告のままやりすごそうと思ったのですが、白色も青色と同じような帳簿付けになるのなら、面倒くさくてやってられないので青色へと変更しました。

 

さらに初めて税金を申告される方は、必要経費等も全く何が何だかさっぱり分からないと思います。

それこそ調べたり、税務署に問い合わせたりするだけで膨大な時間がかかると思います。

 

私もさっぱり分かりません。

そんな時間を使うくらいなら税理士に丸投げした方が早いし、心配事もなくなるので私は顧問税理士をネットで探して顧問契約を結びました。

 

月1万円ほどの顧問料がかかりますが、全て丸投げできますし、税金での悩みを抱える事がなくなったので記事作りに没頭する事ができます。

更に節税のアドバイスを受けることができるので、税金の支払いが天と地ほど変わってきます。

私もン十万円の納税が軽減されました。

さすがプロです。

 

白色申告の時は、必要経費とか分からなかったのでたんまりと税金を持っていかれました。

『返してくれ!』

 

お小遣いサイトでは、必要経費なんてほとんどないですから納税額は高くなる傾向になります。

ムダにお金を浪費してしまうと、それこそ『税金を払うお金を使い込んでしまった』。

そうならない事を祈ります。




サラリーマンが副業を会社にばれないようにやっておかなければならないこと

副業禁止の会社では、副業がばれないよう確定申告で絶対にやっておかなければならないことがあります。

それは、上の第二表で住民税の徴収方法の選択を自分で納付するに○をすることです。

 

これに○をしていなければ、会社の給料から住民税が引き落とされ、すぐにばれてしまいます(少額ならバレないと思う)。

間違えて「給与から差引き」の方へ絶対に○をしないでください。

副業がダメな会社なら、そこから足がつきクビになる可能性が高くなります。

住民税の徴収方法の選択は会社員なら
給与から差引き→×
自分で納付する→○

会社で副業がOKな場合は「会社から差し引き」でいいでしょう。

 

副業がばれそうになったら、こう言いましょう

「FXで儲けたんですよ。ビットコインで儲けたんですよ。すごいでしょ。」とでも言っときましょう。

 

それ以上詮索される事もないでしょうし、本業に影響がでなければ副業は問題ないです。

でも、ばれたら職場で居心地が悪くなるのは必至なので、できるだけばれないようにすることが得策なのは言うまでもありません。

 

ここまできたら、後は税務署へ納付するだけです。

税務署で頂いた納付書に、算出された納税額と自分の住所・氏名を記載して、「金融機関で支払う」か「口座引き落とし」のどちらかにするだけです。

 

その後、6月に住民税の納付通知書が自宅に届きます。

納付通知書がくるのが遅いので、納税のことをすっかり忘れて、お金の無駄遣いをしないようにしましょう。

自分が思っている以上に高額な納税金の請求が来ますよ。



所得税・住民税はnanacoで支払いましょう

所得税・住民税は、「銀行引き落とし」または「現金払い」だけしかできないと思っていませんか?

「nanaco」という電子マネーで支払いをすることで、ポイントが還元されお得になります。

 

なぜnanacoで支払うと得なのか?

電子マネー「nanaco」で税金を支払うとお得になります。

それはクレジットカードから「nanaco」へチャージできるからです。

チャージした料金が、クレジットカードのポイントとして還元されるのでお得になります。

 

例えば、

20万円の税金を支払うために、ポイント還元率1%のクレジットカードで20万円チャージした場合は、2,000円分のポイントが還元されます。

【実質198,000円】の支払いで済むわけです。お得ですね。

 

nanacoがチャージできるクレジットカードは限られています。

以下に紹介するクレジットカードは、ポイント還元率が1%以上のものを紹介しています。

  • 楽天カード
  • ヤフーカード
  • リクルートカード

上記のカードも、もちろんポイントサイト経由で発行するとお小遣いが貰えるるので忘れないようにしましょう。

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以上、お小遣い(ポイント)サイトの確定申告方法でした。