現代人の生活にはスマホは欠かせないアイテムです。すでに電話という枠を超えて、単に電話をかけたりメールを送るという作業だけではなく、インターネットに接続して動画を見たり、分からないことを調べたり、買い物の時にスマホを使って決済するなど、生活になくてはならない必需品です。しかし、スマホだけ持っていれば何でもできるわけではなく、スマホを便利に使うためにはアプリをダウンロードしなければなりません。大半のアプリは無料でダウンロード出来ますが、人気のあるアプリの中には有料で購入するものもあります。また無料でダウンロードはできますが、最初は機能が制限されていて、使っていくうちに課金するタイプのアプリもあります。課金は一度行えば良い場合と、毎月または毎年、定期的に使用料を支払う場合もあります。アプリが必要なくなったら月額サービスを解約すれば毎月引き落とされることはないのですが、場合によってはアプリの月額サービスが解約できずに、アプリは使っていないのに、使用料は払い続けているという方もおられるようです。
月額サービスに加入しているアプリは、毎月指定したクレジットカードから月額の使用料が引き落とされるシステムになっています。それで、クレジットカードの明細、または携帯会社から送られてくる携帯電話料金の明細を見れば、自分が毎月使用料を支払っているアプリについて知ることができます。しかし、よく間違える問題の中にスマホの中でアプリを削除すれば、月額サービスも削除されているだろうと思い込んでいる人がいるようです。スマホの中ではすでにアプリが消えているので、そのアプリは使っていませんが、毎月の支払い明細を見るとクレジットカードから、削除したはずのアプリの月額の使用料が引き落とされています。アプリ会社の中にはこの点を逆手にとって、まずは、無料でアプリをダウンロードさせさらに機能を使えるようにするには課金するよう訴えて、ユーザーを月額契約に誘導します。ユーザーの中ではもうアプリを使う必要が無いから、スマホから削除してすっかり忘れていても、月額サービスは解約していないままという場合がありアプリ会社は儲かります。こうした事例からアプリの月額サービスを解約できないと思い込み、月額サービスに申し込むことを躊躇する方もおられますが、使用していないアプリを解約して月額の使用料を支払わないように設定することは簡単に設定できます。
やり方はとても簡単で、アイフォンを使っている方は「設定」の中からアカウントをタップしてから自分のIDをタップして、項目の一番下にあるサブスクリプションという項目を確認してみましょう。その中に月額の使用料を支払っているアプリが列挙されているので、もう使わないアプリを選んで「サブスクリプションをキャンセルする」を選択すれば解約できます。アンドロイドであれば、グーグルのIDでログインしてからグーグルプレイの「定期購入」という項目を開いて「定期購入を解約」を選択すれば解約できます。
このようにずっと同じスマホを使い続けている場合には、すでに削除したアプリの月額サービスを解約することは比較的簡単に出来ますが、スマホを買い替えた時に以前のスマホからアプリは削除したものの、サービスの解約はしていないという場合にいろいろ面倒なことが生じます。スマホのシステムが同じなら問題ありませんが、アンドロイドからアイフォンに乗り換えた場合、以前のスマホは処分してしまったなんてことになると手間がかかります。
以前のスマホを処分してしまったというケースもありますし、高齢者の方だとスマホは残っていても、長い間使っていないのでアプリを解約するためには、グーグルプレイに再ログインしなければならないこともあり、IDもパスワードも忘れてしまってログイン出来ないというケースもあります。こうなるとスマホは新しくなり、以前のスマホのアプリはもう使っていないのに、月額の使用料を払い続けることになってしまいます。しかし誰もが使う有名なアプリであれば、アンドロイド版とアップル版、ウィンドウズ版も出ているので、以前のスマホでアプリの解約を忘れても、新しいスマホからでもパソコンからでも解約することは可能です。そのため、もう以前のスマホは使わないだろうと思っても、IDやパスワードは保管しておいた方が良いでしょう。どうしてもアプリが解約できない時には、アップルストアかグーグルストアに連絡して事情を話すこともできます。
アプリの月額サービスは解約できないのか?