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アガベシロップに危険性はある?メリットデメリットを含めて徹底調査した結果・・・

オーガニック甘味料として注目されているアガベシロップですが、体に悪影響がある噂も耳にします。

コストコでも人気のアガベシロップ、「買ったからには使いたい・・・」という方も多いですよね。

結論から書くと、アガベシロップの特徴を抑えて、使用方法を守れば急に体調が悪くなるとは考えにくいです。

今回はアガベシロップの危険性を調査し、メリットデメリットを紹介しながら使用方法も紹介します!

アガベシロップとはどんなもの?

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まず、アガベシロップとはどのようなものなのでしょうか。

アガベシロップとはアガベ、和名だとリュウゼツランと呼ばれる植物を原材料に作られるシロップのことです。

メキシコや南アフリカの荒野に生えるアロエのような「アガベ」は、過酷な環境で自生するために茎に糖分を含んだ樹液を蓄えており、それを採取して加工したものがアガベシロップになります。

アガベシロップの特筆すべき特徴はこちらです。

・上白糖に比べて1.5倍ほど甘い
・サラッとして粘性が低く、水にも溶けやすい

アガベシロップの危険性とデメリットは?

それでは、なぜアガベシロップの危険性が噂されているのかを見ていきながら、デメリットをまとめました。

主成分が果糖であり、過剰摂取が危険

アガベシロップに危険性があると言われる一番の原因が、主成分が果糖(フルクトース)であることが挙げられます。

難しくならないように、先に要点だけまとめました。

以下のことだけ知っていただけたら、アガベシロップに危険性があると言われる理由が簡単に分かりやすくなりますよ。

・砂糖とは、「ブドウ糖」と「果糖」が合体したもの
・「ブドウ糖」は小腸から吸収されて血液に入り、血糖値をあげる。身体のエネルギーになり、余ったら中性脂肪になる
・「果糖」は肝臓で代謝されてエネルギーになるが、使われないと蓄積されて主に中性脂肪になる
・中性脂肪は体内にエネルギーを貯蔵する大切な役割があるが、多すぎると肥満や動脈硬化に繋がる

以上のポイントを抑えて説明していきます。

悪者にされがちな糖分ですがいくつか種類があり、人間の体を動かすためには欠かせないものなので常に必要となります。

体に入ると即時エネルギーになるのがブドウ糖といわれる糖分で、それが無くなったら使われるのが果糖という順番になります。

果糖は自然界でも貴重な糖分だったため、人間の体は「何かあった時のために貯蔵しておこう!」と中性脂肪にしてため込んでしまいやすいんですね。

アガベシロップは、ものによっては90%以上が果糖で構成されています。

前述したとおり果糖は肝臓に運ばれ処理されるので、過剰摂取すると肝臓に負担がかかり、長期的にみると脂肪肝の原因になりやすいことが分かっています。

また、果糖の過剰摂取によって、健康な骨を形成するためのミネラルやビタミンの吸収が阻害されることも研究から明らかになっています

製品によって製造過程や成分に差が有る

アガベシロップの原料であるアガベですが、樹液が十分に採れるまで成長するのに5年ほどかかると言われています。

その為なかにはアガベ100%ではない製品も流通しており、健康効果を期待して購入する方には注意が必要です。

また、アガベシロップにも製造方法によって種類が分かれており、製造過程は以下のようになっています。

  • アガベの樹液をフィルターでろ過する
  • 熱を加えて糖化する
  • さらに過熱して水分を調整する

①のフィルターによって、ライト/アンバー/ダークに分けられ、風味や沈殿物の有無が変わります。

②~③の熱を加える過程で温度が48℃以下で作られたものはローアガベシロップと呼ばれ、自然由来の酵素が壊されず含まれているんです。

逆に言うと、高温で処理されたアガベシロップは酵素が破壊されており、期待する健康効果を得られない危険性があります。

このほか、自然甘味料には一切含まれないはずの添加物は書かれていないか、オーガニック認証を受けているかも重要なポイント。

添加物が含まれていたり、オーガニック認証がないアガベシロップは危険性が上がる可能性があります。

さらに、上記をクリアしたアガベシロップは、砂糖などの甘味料に比べコストが高くなってしまいます。

アガベシロップを使用するデメリット

  • 脂肪がつきやすい体になる可能性がある
  • 脂肪肝の原因になったり、ミネラルの吸収が阻害される等健康被害の懸念
  • 粗悪な商品を購入してしまう可能性がある
  • 良質なものは、砂糖やはちみつより高価である

危険性を踏まえると、アガベシロップを使用していくと上記のようなデメリットがあります。

アガベシロップにメリットはあるの?

危険性は上記のような「過剰摂取」をしたときに特に問題になることがわかりました。

それでは何故、アガベシロップは健康的だとも言われるのか気になりませんか?

次はアガベシロップのメリットとともに、
「危険性が気になるけど、購入してしまった」という方向けに、危険性が下がる使用方法も紹介します。

低GI食品である

アガベシロップは血糖値をあげにくい低GI食品で、数値は17~30の間です。

上白糖が109、てんさい糖が65、はちみつが30~65のGI値ですので、アガベシロップがいかに血糖値をあげにくいかが分かると思います。

GI値が高いほど血糖値が急上昇し、インスリンという血糖値を下げるホルモンが分泌されるのですがこのインスリン分泌がポイントです。

インスリンは血糖値を下げる働きのほかに、脂肪の分解を抑えたり脂肪を作りやすくする作用があるのです。

また血糖値が急上昇しインスリンの分泌が追い付かない状態が慢性的に続くと糖尿病を発症してしまいます。

つまり低GI食品を選択することは、肥満を防止したり糖尿病予防にも繋がります

甘みが強い為カロリーを抑えやすい

アガベシロップは砂糖よりも1.5倍の甘みをもつ食品です。

カロリーは砂糖と変わりませんが、同じ甘さにするために使う量が減らせるためカロリー摂取を抑えることが出来ます。

クセがなく冷水にも溶けるので使いやすい

同じく自然甘味料のはちみつやメープルシロップは、とろみが強かったり独特の風味があり料理によっては使用しにくい場面もあります。

アガベシロップはクセがなくサラサラしており、どんな料理とも相性が良いのが特徴です。

また、はちみつのように寒いと固まるということもないので冷たいドリンクにも使いやすいですね。

ミネラルや食物繊維が含まれている

アガベシロップには水溶性食物繊維であるイヌリンが含まれています。

水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサになり、善玉菌が増えるのを助けてくれるので腸内環境改善に役立ちますよ。

食物由来のミネラルやポリフェノールも含まれているので、高度に生成された砂糖より栄養が取れるといえそうです。

身体に悪影響が少ない使用方法は?

果糖が主原料であることから、日常的にすべての甘味料をアガベシロップにするのは適切ではありません。

冷たい飲み物に甘みをつけたいときや、スイーツに少しかけたり、カロリーを控えたいときに砂糖と置き換える等、少量ずつ使えば健康被害がすぐに起きることはなさそうです。

使用時は砂糖を使用するときより25%少なく使うと甘みへの依存性も変わりませんよ。

まとめ

アガベシロップの危険性について調査しました。

アガベシロップは、危険性が極めて高いものではないが使い方には注意が必要ということが結論になります。

どんな食材も、過剰摂取は身体に悪影響が出る可能性があります。

砂糖が体にいいと思っている方は多くないと思いますが、絶対に摂取しない方は少ないですよね。

アガベシロップのメリットデメリットを踏まえたうえで、適量を守って使ってみてください。